千葉県地域福祉フォーラムシンポジウム報告~第二回
こんにちは。メンバーのあっこです。
今回は、千葉県地域福祉フォーラムシンポジウムのご報告第二回です。
今年は「災害に備えた地域づくりを考えてみよう」というタイトルで防災がテーマでした。
シンポジウムの最初は、国際医療福祉大学教授であり、コーディネーターである小林雅彦先生の基調講演です。
小林先生は、地域福祉がご専門で、災害時における要援護者の支援などをテーマに研究されています。
今回の基調講演は「災害に備えた地域づくりをすすめるために」と題し、災害に備える基本知識から福祉避難所の必要性などのお話まで、広く、わかりやすくお話されました。
特に、「防災は自助、共助、公助」と言われるけれども、それは「自分で自分の身を守る=自助」が出発点であること、加えて、ルールに基づいたものではないが、「近所の顔見知り同士が助け合うといった助け合い=互助」と定義づけ、『自助・互助・共助・公助』の組み合わせで災害に備えるといった内容でした。
災害が起こった時に、いかにその被害を防ぐか、お互いに助け合えるか、地域の中で、縁がない無縁というのは援助もない無援になってしまうので、ご近所が助け合える『ご近助』にする取り組みが必要ということです。
関係をつくるためにはお互いに知ってもらう機会を作る必要があるとのことでした。
シンポジウムでは、
・災害要援護者の台帳を作り、発災時の安否確認の取り組みを行った地区社協の報告
・特別支援学校の生徒主体の地域への積極的な関わりがある防災活動の取り組み
・青年会議所による中学生向けの防災教育の取り組み
・自治会によるITを活用した先進的な防災活動の取り組み
といった報告がありました。
定員300名のシンポジウムでほぼ満席だったようですが、
客席の皆さんは、どの団体の報告にも熱心に耳を傾けられていました。
このシンポジウムの内容が、千葉県社会福祉協議会の広報紙『福祉ちば』の181号にまとめられています。
写真を見ていただくと、雰囲気もよく分かります。
千葉県内の福祉関係の施設等でお手に取っていただけますので、ぜひご覧ください!
↓HPでも見られるようです(^^)
http://www.chibakenshakyo.com/16kouhoushi/n1.php